【大阪】職場内で賭博、困った市水道局が警察に相談…職員ら8人書類送検
実際の競走馬の仮想馬主になって、出走レースの勝敗で賭けをしていたとして、大阪府警は2021年7月9日、庭窪浄水場の男性技能職員(58)ら大阪市水道局の職員5人と、会社員3人の計8人を常習賭博の疑いで大阪地検に書類送検した。府警は認否を明らかにしていないが、市によると、職員5人はいずれも容疑を認めている。
発表では、8人は2019年6月~20年12月に開催された日本中央競馬会主催の約190レースで、仮想馬主になっている競走馬が優勝した場合に賭け金を総取りする方法で賭博をした疑い。賭け金はレースの格に応じて1人500円~1万円で、最も多い人で期間中の収支は約8万3000円のもうけだったという。
府警は今年3月に市水道局からの相談を受けて捜査。職員のパソコンに勝敗の記録が残っていた。
市によると、水道局では職場内で01年から同様の賭博が始まり、今年5月まで続いていた。ほかにも職員8人が関わっていた可能性があり、調査を進めて関係者を処分する方針。