【歌舞伎町】紹介制インカジ、ランボ摘発
東京・歌舞伎町の雑居ビルでポーカー店を開き、客から賭博の手数料を徴収したなどとして、警視庁組織犯罪対策4課は2021年11月24日までに、賭博開帳図利などの疑いで経営者S容疑者(47)ら店関係者の男4人を、賭博容疑で客の25~54歳の男10人を現行犯逮捕した。10人は釈放した。
組対4課によると、5月ごろから週3日営業して賭け金の約5%を手数料として徴収し、約2700万円を売り上げたとみられる。新型コロナウイルスの緊急事態宣言中も営業し、ホストなどが利用していたという。
4人の逮捕容疑は今月23日未明、東京都新宿区歌舞伎町2丁目のビルの一室で客にポーカーをさせ、手数料を徴収するなどした疑い。証拠品としてポーカー台や現金約500万円、顧客名簿を押収したという。
現場はクラブやバーなどが入る雑居ビルで、同課は23日未明に店を家宅捜索。飲み会帰りの若者らが行き交う中、捜査員が押収品を入れた段ボール箱やポーカー台を捜査車両に運び込んだ。
S容疑者らの店は「ランボ」。看板を掲げ、週に3回、午後8時半から翌午前6時に営業していた。摘発を免れるため、紹介制で集客していたという。