プロ野球などの試合を対象に、客から約3億6千万円の賭博の申し込みを受けるなどしたとして、佐賀県警組織犯罪対策課は14日、賭博開帳図利の疑いで福岡市博多区東光、自称投資家、K容疑者(44)と北九州市小倉南区田原新町、派遣社員、O容疑者(32)を逮捕した。
発表によると、K容疑者は仲間と共謀し、2019年7月から20年10月までの間、福岡県内などで、プロ野球やJリーグ、大相撲、ラグビー、ボクシングなどの試合の勝敗を複数の客に予想させ、賭け金として1口1万円で3万6229口、計3億6229万円の申し込みを受けるなどした疑いがある。申し込みにはSNSを利用するなどし、手数料は賭け金の1割としていたという。
県警は暴力団の資金源になっていた可能性があるとみて調べを進める。客とみられる男4人から任意で事情を聴いている。ほかにも10人以上の客がいるとみられる。
K容疑者の逮捕容疑は令和元年7月~2年10月の間、会員制交流サイト(SNS)などを使って、1口1万円で計3億6229万円の賭博の申し込みを受けたとしている。O容疑者の逮捕容疑は、オッズ表を作成するなどしてK容疑者を幇助(ほうじょ)したとしている。